Data - Dcl

make me sad,
make me mad,
make me feel
alright?

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  • Dcl011:

    *-*-*

    Dcl.011* - * - *

    今日子:
    玲音―!なーんで先帰っちゃうのー?

    岩倉玲音:
    え?

  • Dcl012:

    *-*-*

    Dcl.012* - * - *

    今日子:
    今日玲音ち行って、遊ぼうって言ったじゃーん!

    岩倉玲音:
    え?そうだっけ。

    ???:
    ねえねえ!玲音ってばさ、すっごいゲーマーなんだよね!?
    だって、情報基礎の授業とか、全然聞いてないのに、いっつも満点だしさ。

    岩倉玲音:
    関係ないよ。

    今日子&???:
    謙遜、謙遜!!

    ???:
    ね、玲音のパパってさ、かっこいい?

    岩倉玲音:
    え?

    ???:
    今日会える?

    岩倉玲音:
    あの、ごめん。
    今日はダメなの。ごめんねー!

    今日子&???:
    玲音―!

    今日子:
    今日「も」・・・だよねぇ?

    ???:
    だよねぇ。

  • Dcl014:

    *-*-*

    Dcl.014* - * - *

    岩倉玲音:
    んとね、ここがわかんないの。
    あのね、パケットフィルタリングのハンドラを、ここで因数にしちゃうと、デバッカではねられちゃうの。
    ・・・ううん、そうじゃなくて、私がしたいのは・・・。
    ダーメー!勝手に入ってきちゃ!
    うん、友達はいるよ。いつも一緒にいるもの。
    うん、平気。

  • Dcl018:

    *-*-*

    Dcl.018* - * - *

    通りすがりの女子中学生A:
    そういえばー、この間超美味しいケーキ屋見つけたのー!

    通りすがりの女子中学生B:
    えー私チョコレートが好きー!

    通りすがりの女子中学生A:
    もうめっちゃめちゃ美味しいよー!

  • Dcl019:

    *-*-*

    Dcl.019* - * - *

    岩倉玲音:
    コンピューター?友達?・・・ふふっ、そんなこと考えたこともないよ。
    前にも同じこと聞いたじゃない?

  • Dcl020:

    *-*-*

    Dcl.020* - * - *

    米良柊子:
    それは何?

    岩倉玲音:
    これ?ビケちゃん。
    子犬よ、ぬいぐるみ。
    別にこれが特別な友達とか、そういうんじゃなくって。
    でも、これは私が生まれる時にはもう、私のそばにいたの。ねっ、ビケちゃん。

  • Dcl021:

    *-*-*

    Dcl.021* - * - *

    岩倉玲音:
    柊子先生と会うのは好きっていうか・・・楽しみなんだけど・・・私ここ好きじゃないな。

    米良柊子:
    どうしてかしら?

    岩倉玲音:
    ・・・なんとなく。

  • Dcl026:

    *-*-*

    Dcl.026* - * - *

    岩倉玲音:
    そっちへ、帰るからね。

  • Dcl027:

    *-*-*

    Dcl.027* - * - *

    岩倉玲音:
    でね、処理速度を上げようとすると、どうしても熱暴走しちゃうんだよね。
    ペルチェ素子を使って、CPUをクーリングしてるんだけど、とても追いつかないんだよね。

  • Dcl028:

    *-*-*

    Dcl.028* - * - *

    岩倉玲音:
    サヴァン症候群?私は病気なの?

    米良柊子:
    あなたがそうだと言ったわけじゃないのよ、玲音。
    ただ、そういう風な患者さんもいるってこと。

    岩倉玲音:
    私のことじゃないのに、どうしてそんなことを話すの?

    米良柊子:
    そうね、あなたのような子供は、他に例がないから・・・かな?

    岩倉玲音:
    私は私だよ。
    他の誰でもなくって。

    米良柊子:
    そうね・・・ごめんなさい、玲音。
    ・・・ん?どうしたの?玲音。

    岩倉玲音:
    どうしてあたしを玲音て呼ぶの?

    米良柊子:
    え?

    岩倉玲音:
    あなた、誰?

  • Dcl033:

    *-*-*

    Dcl.033* - * - *

    岩倉玲音:
    ネットワークと繋がっていなかったら、みんな一人。
    わかる?

  • Dcl035:

    *-*-*

    Dcl.035* - * - *

    岩倉玲音:
    ダメだよ、おとなしくしてなきゃあ。

  • Dcl036:

    *-*-*

    Dcl.036* - * - *

    岩倉玲音:
    ダメだよ。
    おとなしくしてなきゃ。
    やっと来た。
    『玲音、問い合わせの件だけれど、君のアプローチは正しいと思うよ。
    ニューラルネットワークの概念は、結構古いものだけど、ニューロンのモデル化はいくら超並列処理のシステムも組んだところで可能だというものじゃない。』
    無理だって。
    ふふふっ。

  • Dcl037:

    *-*-*

    Dcl.037* - * - *

    岩倉玲音:
    しかしそれがもし完成したと仮定するならば、確かに人間の間をつなぐ不可知な領域のネットワークをつかみえるのかもしれないね。
    それはカバラだとか、アカシックレコードだとか、あるいはユングの言う無意識とか・・・言い方は様々あって、現在は誰もその存在を証明できないことだけれど。
    ところで、そんなものに興味を持っている君は、一体どんなことを研究しているんだろう?
    目的は何かな?

  • Dcl039:

    *-*-*

    Dcl.039* - * - *

    岩倉玲音:
    電波がひしめている。

  • Dcl040:

    *-*-*

    Dcl.040* - * - *

    牧野慎一郎:
    まいったな、まさか君みたいな。君はいくつだ?
    やぁ、失礼。
    女性に年を聞くなんて。
    君くらいの女の子と話すことなんて、滅多にないからね。正直、動揺してる。

    岩倉玲音:
    約束の物。

    牧野慎一郎:
    んあ?

    岩倉玲音:
    アクチュエーターのモーター。

    牧野慎一郎:
    あっ・・・あぁ。
    非同期動作とはいえ、電圧には注意をしないと。

    岩倉玲音:
    平気。

    牧野慎一郎:
    そうか。
    で、君は一体何を作ろうとしているんだい?

    岩倉玲音:
    私・・・と、私に体をくれた物。

    牧野慎一郎:
    んん?

    岩倉玲音:
    でも、こんな物はただの宿り木。
    物になんて、意味はない。

    牧野慎一郎:
    ん・・・よくわからないなぁ。

    岩倉玲音:
    物は、作り上げられた時に生まれる。
    だけど、壊すことで、別の物に生まれ変わるの。新しいものに。

    牧野慎一郎:
    ん・・あぁ?
    あぁ・・・知ってる子かい?

    牧野慎一郎:
    お、おい!

  • Dcl044:

    *-*-*

    Dcl.044* - * - *

    牧野慎一郎:
    よせっ!!

  • Dcl046:

    *-*-*

    Dcl.046* - * - *

    牧野慎一郎:
    あぁ・・・ん?玲音?
    ・・・玲音!

  • Dcl052:

    *-*-*

    Dcl.052* - * - *

    牧野慎一郎:
    ・・・あっ。
    玲音・・・!
    君!

    岩倉玲音:
    できたよ。

    牧野慎一郎:
    え?何が?

    岩倉玲音:
    あたしのお父さん。

    牧野慎一郎:
    なんだって?
    あっ・・玲音!
    玲音!・・・玲音。

  • Dcl047:

    *-*-*

    Dcl.047* - * - *

    米良柊子:
    どういうことなの?

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