- 親なんていらない
- 人間なんて、たった一人なんだよ
- 誰とも繋がってなんか、ない
初めの状態とは比べ物にならないほどに改造されたNAVI。
その中心で技術書を食い入るように読んでいる岩倉 玲音(いわくら れいん)。
様子を見に来た父、岩倉 康男(いわくら やすお)は心配そうに居間へ戻る。
姉の岩倉 美香(いわくら みか)が、最近の玲音に対する違和感を語るも、「おかしくはないんだ」と答える父。
母、岩倉 美穂(いわくら みほ)は父に「そうなんですね」と語り掛ける。父は「そうなんですよ」と答える。
何かを知っている二人。

団地で小さな女の子から逃げる男。
女の子の「ガッチャ」という言葉と共に、叫ぶ男。

学校では臨時の職員会議が開かれ、休み時間に瑞城 ありす(みずき ありす)と山本 麗華(やまもと れいか)、加藤 樹莉(かとう じゅり)が、高等部3年の先輩が自殺した話、他の学校でも団地の屋上から飛び降りた人がいる話を噂する。
近くに居た玲音にも話をふると、原因はゲームであること、死んだ子達はみんなそのゲームにはまっていたという事。
ワイヤードで聞いた事を、いつもの様なおどおどした話し方ではなく、しっかりと話す玲音の姿に異変を感じるありすと麗華。
帰り際も、NAVIを早く組み上げたいからと即座に帰る玲音。
「確かに、あの子ちょっと変わってきた・・・」

ボイスメールでプシュケープロセッサの付け方を教わる玲音。
「JJ、ガキンチョ達がはまってるネットゲーム知ってる?」
「あぁファントマね。よしなって。あんたみたいな大人がやるもんじゃねぇよ。なぁレイン」
答えながら振り返るも、そこに玲音の姿はなく、困惑するサイベリアのJJ。

逃げる男。
「俺はもうやめたんだ 関係ねぇよ」
端末を壊すも、ワイヤードの中、ファントマの中のダンジョンをひたすら逃げる。
「ここはワイヤードじゃねぇんだぞ。なんで、なんで、こんな」
ワイヤードとリアルワールドが混同する。
- 僕、ただ怖かっただけで
- ちっちゃい子だったなんて
- そんなの、僕、悪くないですよ
- だって、全然知らなかったし
- ファントマは専用のクライアントアプリケーションで
- それを使って、ワイヤードの中で戦うってゲームです
- 僕はちょっと前に非合法のサーバーから、そのアプリをダウンロードして遊んでました
- そのゲームは、僕らにはダンジョン型のアクションゲームっていうインターフェースだったんですけど
- 幼稚園で使ってる、ちっちゃい子用の鬼ごっこゲームと何故かリンクしてみたいで

- ベースになったゲームはワイヤードで珍しくない。
- 多分それを改造しただけだと思う。
- 問題は、プログラム同士を複合させるという部分。
- プロトコルに、なんか変な穴があるみたいなんだ。
- 僕らの間では、これもナイツの仕業じゃないかって。
玲音の部屋を訪れる父、岩倉 康男(いわくら やすお)。
ワイヤードとの付き合いに随分慣れてきた玲音に対し、忠告する。
「ワイヤードはあくまでも情報を伝達し、コミュニケーションする為の空間。リアルワールドと混同してはいけない」
しかし玲音は答える。
「違うよ」
「そんなに境界って、きちんとしてないみたいだよ」
「もうすぐ中に入れるんだよ」
「フルレンジ、フルモーションで」
「私をメタファライズさせて」
驚く父は、玲音がプシュケープロセッサを持っている事に気づく。
不安を感じながらも、玲音の部屋を立ち去る父。
そして玲音は直ぐにNAVIに集中し、ワイヤード上で飛び交う様々な情報に触れる。
「玲音、どうして早くこっちこないの?」

ふと、部屋の中で赤いポインタが動いているのが見える。
ポインタは窓の外から入れられており、窓から外を見ると、黒いスーツの男二人がこっちを見ている。
玲音が「あっちへ行け、あっちへ行け」と言うと突然、男が目に付けていたデバイスが爆発し、男たちは逃げる様に車で立ち去る。
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