make me sad,
make me mad,
make me feel
alright?
データ一覧 Data
Tda 柊子の日記/Touko's diary
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Tda062:
doubt-Yoshida-lie

Tda.062doubt - Yoshida - lie
米良柊子:
大分、落ち着いて自分が見えるようになったから、日記をつけられるのかなぁ。
やっと周りが見えてきた。
研究室の連中が私の顔を見て笑っていたのは、武志さんの結婚を知ってたからなのね。
私だけ、何も知らなかったという事実を痛感させられた。
悔しいよ。
情けないよ。
悲しいよ。
武志さん。
もう何も手につかない。
もう全て捨てて、こんな研究室やめてしまえたら。
玲音のカウンセリングも、何もかも。
玲音は私なんかいなくても大丈夫よ、ねぇ玲音?
はぁ・・・誰に助けてほしいの?柊子。
吉田君?
私だって、彼の方がいいって思ってたんだ。
若くて、優しくて、あんな男の人に抱かれたいって、どっかで浮気してたんだ。
・・・それも嘘?
私、必要としてくれる人を求めてたってだけ?
・・・こんなにあたしは弱い人間だったなんて。
早く眠らなきゃ。
夢の中にはきっと、強くて凛々しい柊子が待ってる。
明日から私は変わるの。
そう信じて眠れば、きっと。
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Tda063:
research-useless-odd jobs

Tda.063research - useless - odd jobs
米良柊子:
この頃、1日のうちでアクセスしている時間の方が多い。
前はこんなにパソコンに向かってなかったのに。
・・・無意識に、誰かと繋がりたいのかなぁ?
大分噂は収まったけど、やっぱり研究室に溶け込めない。
カウンセリングも、玲音が普通の少女でしかなくては研究にならない。
私は、何のためにここにいるのかしら?
本当にこのまま、雑用みたいな仕事で終わるのかしら?
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Tda064:
eye-research-expression

Tda.064eye - research - expression
米良柊子:
カウンセリングしている時の玲音の目が気になって、落ち着けない。
やめて玲音、そんな目で私を見ないで!私は何ともないわ。
少なくとも、あなたの前では。
なのに・・・玲音は全部私を見透かしているような目で見る。
そう、多分、初めて玲音に会った時にも、感じたの。
研究対象にしてるって、見透かされてる。
・・・ううん、そんなはずはない。
玲音が何を知ってるって言うの?もう彼女は納得してるはずじゃない。
どうかしてるのは私。
カウンセラーとしての自分がいない。
こんなことじゃダメよ!こんな時こそ、仕事に熱中しないと。
でも・・・私が不安げにしてた時、玲音は何も言わず、ただ私を見ていた。
・・・かすかに口元が笑ってた。
やっぱり玲音はおかしいの!
一体何だっていうの、あの子!なんで誰も、彼女を私から取り上げないの!?病気じゃないって言ってるのに!
・・・もう一度ちゃんと調べよう。
何か、嫌な感じがする。
何なの?
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Tda065:
action-kyoko-negative

Tda.065action - kyoko - negative
米良柊子:
今日、玲音の小学生時代の同級生、今日子ちゃんと会った。
今時の中学生っていう感じ。
いろんなことに興味津々な年頃だもんね。
でもそんな彼女に会って、少しほっとしている。
彼女は普通だ。
彼女が「普通」なんだ。
友達と買い物をしたり、好きな男の子の話をしたりする、ごく普通の女の子。
玲音は・・・普通の女の子とは違う、「何か」を持っている。
それに、美里ちゃんて誰?美奈子ちゃんという子の聞き違い?
ううん、そんなはずはない。
あぁ・・・わからない、私は何をしてるの?
こんな嘘までついて・・・私の研究はこんなんじゃなかったのに。
あくまで、精神科医として、カウンセラーの長所を取り入れて、信頼していくことだったのに。
玲音という存在が、なぜか空虚なものに感じてしまう。
不自然なほど。
玲音に問題があるの?それとも・・・私?
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Tda067:
RML-self-confidence-purpose

Tda.067RML - self-confidence - purpose
米良柊子:
今日からRMLは絶対にやめよう。
こんな器具に頼ったから、自分に自信が持てなくなったんだと思う。
私は私。
玲音は普通の女の子。
武志さんは普通の男で、他に好きな人ができて、断れなくて、黙って結婚しちゃう気の弱い男。
・・・もう、好きなんかじゃない。
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Tda068:
yoshida-Posi feelings-partig

Tda.068yoshida - Posi feelings - partig
米良柊子:
今日は吉田くんと一緒に食事をした。
今日の私は、少し落ち着いていたような気がする。
吉田君と一緒にいたせいかなぁ。
吉田君は、私に、何でこんなに優しくしてくれるのかなぁ?
他の研究員たちの噂話を聞いて、同情してくれてるのかしら。
・・・同情?それとも・・・愛情?
わからないだけど、私は愛情を求めている。
誰でもいいわけじゃない、私は出会った時から、吉田君を好きだった。
・・・そんなわけない。
今、ただ寂しいだけだよね、柊子。
一人じゃ寂しいだけだよね?誰かに慰めてほしいだけ。
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Tda069:
marriage-counter-hallucination

Tda.069marriage - counter - hallucination
米良柊子:
最近、嫌な夢を見る。
私が吉田君と結婚してて、武志さんが悲しんでるの。
私は、そんな彼を見て、なぜか笑っている。
そんなこと、絶対自分で思っていないはずなのに。
ひょっとして深層意識の中でそう思ってるの柊子?
でも、私の子供が玲音にそっくりなんて、嫌。
玲音はいい子だと思うわ。
でも・・・自分の子供が玲音みたいだったら、やっぱり嫌。
なぜ?なぜなの、柊子?
わからないけど、愛おしく思えない。
生理的に拒否しちゃうの。
私は本当はどう思ってるの?もう、自分の気持ちに自信がないのかもしれない。
あぁ・・・ますます現実と夢の判断ができなくなりそうなほどになっている。
これも幻覚?・・・私が幻覚を見てるなんて。
ううん、そんなことはない。
ただ、神経が敏感になっているだけ。
大丈夫よ、柊子。
吉田君がくれた、新しいマシンを使わなきゃ。
彼には助けてもらったから、ちょっとぐらい実験に協力してあげなくちゃね。
今、彼までいなくなったら、本当に私、精神的にひどい状況になってしまう。
私がそんな状況になるわけにはいかないわ。
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Tda070:
yoshida-ring-control

Tda.070yoshida - ring - control
米良柊子:
吉田君が買ってくれた指輪。
これって、もしかして・・・。
あっはは、何も言わないで渡すなんて、もう!
でもいいの、同じ間違いはしないわ。
私もまだ、何の研究成果も出してないし。
このまま研究室を去るなんて、プライドが許さない。
でも今日、私は玲音にバカなことを聞いてしまった。
「あなたは誰?本当に玲音なの?」
玲音は表情も変えずに、目だけを上に上げ、「私は私」と答えた。
そんな当たり前のことを、聞いてしまった。
でも、自分の頭で考える前に、もう自分の口が開いていた。
何故だろう。
きっと玲音も呆れているだろうな。
そうよ、最近私の夢の中の玲音によく似た女の子のせいだわ。
玲音に似てるけど、玲音じゃない。
・・・やっぱりもう一度頭を整理しないと。
こんなことじゃカウンセラー失格だわ。
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Tda071:
Dr.takashima-sanity-prayer

Tda.071Dr.takashima - sanity - prayer
米良柊子:
高島教授の一周忌で、職員とお墓参りに行った。
もう1年も経つんだぁ。
本当にいろいろあった年だった。
合掌。
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Tda072:
prompt-A. hallucination-complaint

Tda.072prompt - A. hallucination - complaint
米良柊子:
日ごとに、自分がわからなくなってきた。
おかしな夢を見るようになってたけど、今までは、それが神経が興奮していただけだと思い込んでた。
でも今日は、幻聴らしき症状があった。
幻聴とは断言できないけど・・・昨日から耳鳴りが止まらない。
まるで玲音のよう。
オルゴール?何なの?頭の中で鳴ってるみたい。
明日、耳鼻科に行こう。
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Tda073:
abuse-yoshida-data

Tda.073abuse - yoshida - data
米良柊子:
玲音のデータを整理しようとすると、誰もいない研究室に、研究員たちの声が聞こえた。
何を言っているのかわからないけど・・・きっと私の陰口。
吉田くんの声も聞こえたような気がする。
どうして吉田くんが?どうかしてる。
一体何が私に起こっているの?誰か・・・教えて。
私を助けて。
こんなんじゃデータの整理ができない。
・・・明日にしよう。
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Tda074:
environment-distrust-yoshida

Tda.074environment - distrust - yoshida
米良柊子:
明日って・・・明日は大丈夫なの?本当に私はおかしくなってない?
もしおかしかったら、誰も私に近寄らないよね。私は・・・誰に助けを求めればいいの?
もう誰も信じられない。
・・・助けて、吉田君。
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Tda075:
RML-compensation-accept

Tda.075RML - compensation - accept
米良柊子:
RMLを使うのをやめた。
理由はわからないけど、そうしなくちゃいけない気がして。
吉田君、ごめんね。
なんか実験の代償で、私に付き合ってくれてるって、不安になるの。
吉田君に会いたい。
会ってキスしてほしい。
私の気持ちはもうわかってるくせに。
早く私を受け入れてほしい。
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Tda076:
RML-danger-worry

Tda.076RML - danger - worry
米良柊子:
今日も今までのデータを整理している時、あのRMLを装着してた時と同じような感覚。
頭の中に白いパルスのような強い光が時々走ってきたから、無意識に・・・危ないと思った。
間違った使い方をしたわけでもないのに・・・使っていたのが間違いなのかも。
試作機のトラブル?危ないよ、吉田くんに報告しなくちゃ。
こんなの販売したら、トラブルの元だよ。
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Tda077:
control-data-doubt

Tda.077control - data - doubt
米良柊子:
そう・・・このままじゃ玲音に支配されてしまう。
きっと、このデータは全て玲音に見られていたのよ。
何のために?
どうして玲音の生まれた時からのデータがあるの?
あぁ・・・もうわからない。
・・・また声が聞こえる。
ううん、声だけじゃない、吉田君や研究員たちが、私を遠くから見てる。
どうして私を見て笑ってるの?もうやめて!
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Tda078:
worry-network-diary

Tda.078worry - network - diary
米良柊子:
私おかしいの?
ネットにつながっていないと、不安なのよ。
つけたくもない日記を、誰のために書いているの?
これを読みたがってるのは誰?・・・多分、私じゃないわ。
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Tda079:
betrayal-yoshida-obstacle

Tda.079betrayal - yoshida - obstacle
米良柊子:
もう、ダメだ・・・。
どうしたらいいのか・・・わからない。
吉田君、あなたまで私を裏切るなんて。
最初から私を笑っていたのね?あの研究員の人たちと一緒に。
あなたに頼って泣いたり怒ったりしたこと、全部みんなに話して笑っていたなんて。
信じたくないけど、今日その場に偶然通りかかってしまったのよ。
もう私には吉田君しかいなかったのに!・・・ただの薄っぺらの男だったなんて。
なんてバカなの柊子?
誰・・・?誰か私に話しかけてる?そんなはずないわ、今は誰もいないもの。
私よ?柊子。
ひっ・・・柊子は私よ!やめて!誰がこんなに私を苦しめるの!?
もうやめて!!
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Tda080:
lain-therapy-whereabouts

Tda.080lain - therapy - whereabouts
米良柊子:
玲音、聞こえる?
あなたがこれを読んでいるのはわかってるんだから。
いやらしい子。
もう、私はあなたを治療しないわ。
二度と私の前に現れない。
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Tda081:
murder intent-Dr.takashima-think

Tda.081murder intent - Dr.takashima - think
米良柊子:
誰だって1回くらい誰かを本気で「死ねばばいい」って思うことくらいあるでしょ?
それがあなたは許せないっていうの?
あなたが高島を殺したんでしょ。
私は絶対何もしてない、警察だって私じゃないって言ってる、自殺なんだから。
ねぇ・・・お願い・・・私を助けて!
わかるわよ。そうね、玲音はいい子でしょ?
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Tda082:
Posi feelings-never realize-wish

Tda.082Posi feelings - never realize - wish
米良柊子:
玲音・・・もう十分でしょ?
こんなズタズタになった私を見て、満足でしょ!?
ねぇ!!見てるんでしょ!?
お願い・・・もうやめて・・・許して・・・私にはこんなの耐えられないわ。
自分がおかしくなるなんて。
・・・これは、玲音の仕事なんだよね?
玲音の望みは何?教えてよ!
私には・・・何がなんだか、もうわからない!
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